​理事長所信

1.基本方針

①会員拡大運動の展開及び実施

②empathyを兼ね備えた人材の育成

③SDGsの推進

④まちづくり事業への積極的取り組み

⑤地域発展の担い手となる人材、組織との連携

2.事業の概要

①研修事業の開催

②会員拡大の実施

③ロマンチック街道313連絡協議会への参画

④IT等を活用した情報発信

⑤市民協働のコミュニティ運動

⑥第58回なかよし運動会への参画

⑦LOM内情報網の整備

⑧郷土発展の為に必要な事業

​⑨その他本会議所の目的達成に必要な事業

 【はじめに】

 大いに自分に期待し、迷い、失望し、助けられ、それでもまだ足りず、でも諦めること はできず立ち上がり進んでいく。

 青年会議所において私はこの経験を繰り返してきました。

 この経験の過程には、様々な人々の想いが込められていることに気付くのに、私は長い年月を費やしました。人々の想いは決して自分を否定するものではなく、私を助けるもの であるにも拘らず、意地を張り、素直に受け入れることができなかったのは、自分自身をニュートラルに置くことができず、独り善がりの考え方しかできていなかったからなのです。

 青年会議所の事業には多種多様な手法が存在し、そこには譲ることのできない目的が存在します。そして公平、公正な考え方により事業を展開していけば、他人からの助言を前向きに受け入れ、目的達成へと近づくことができるのです。その行動は、自然と賛同者、協力者を生みだし、周囲を大きく巻き込み、自分が想像もできなかったような壮大な事業を作り上げることへと繋がります。

 また、事業の成否は、その事業が成し得たことだけではなく、その過程において得た様々な繋がりも非常に貴重なものであり、自身のこれからの人生に大きな影響を与えることともに大きな糧となることでしょう。

 青年会議所には、強い個性を持ち合わせた魅力的な人材が多く所属しており、味方にすれば、これ程心強い味方はいません。私たちは、この多方面へ広がる強い個性を互いに認め合い、発揮し、信じ合うことにより、難解な問題へ臆することなく果敢に挑戦することができるのです。

 私は、様々な強い個性達と出会うことにより、凝り固まった自分の価値観を壊してもらい、新たな価値を発見し、多くの事業へ果敢に挑むことができました。

 多くの仲間と突き進んでいくためには、今まで出会ったことのない個性、価値観を認めることができるニュートラルが必要となるのです。

 青年会議所は垣根を越え、多方面の方達と手と手を取り合い、誰もが目を背ける難解な社会問題へ真っ向から挑み解決へと導く先導者でなければなりません。解決には、多くの人達の協力が必要となり、その協力を得るためにはニュートラルを保ち続け、強い個性を発揮することができる、青年会議所が必要となるのです。

【組織としてのニュートラル】

 1949年、戦前から日本の経済界を牽引してきた既存の経済団体である商工会議所や工業倶楽部に偏らない、「本当にニュートラルな青年たちの団体」を目指し東京商工会議所の創設者、三輪善雄氏により東京青年会議所が生まれ全国各地へ広がっていった。

 この理念は、今もなお全国各青年会議所の根幹の考え方として引き継がれています。だからこそ、際限なく様々な人や組織と繋がりを持つことが可能であり、その連携から生まれる運動が大きな影響力となり地域を変える起点となるのです。私たちは、この連携をより強固なものにするためにも多くの人材、多くの組織と出会い、連携を深めるための努力を行い続けなければなりません。そして出会った人材、組織を青年会議所を介し、繋がりを作ることにより運動の最大化を目指すべきなのです。

  また私たちには、全国694青年会議所、約34,500名の仲間たちが存在しており、 井原青年会議所としては約200名の卒業された先輩諸兄姉が現在でも活動地域にて活躍されています。幅広い地域の仲間、世代を超えた交流を脈々と引き継いできたことは青年会議所の大きな強みです。この強みを活かし、私たちは地域に点在している人材や組織のハブという役割を担うことが運動の最大化を生みだすのです。

 そしてこの役割を担えるのは、「本当にニュートラルな青年たちの団体」である青年会議所だけなのです。

 【個としてのニュートラル】

 前述の通り、青年会議所には、強い個性を持ち合わせた魅力的な人材が多く所属しており、この多くの仲間と突き進んでいくためには、今まで出会ったことのない個性、価値観を認めることができるニュートラルが必要となります。

 また、私たちは多くの人材や組織と連携し、事業を展開していくこととなります。その際、それぞれに価値観が違うため「カリスマ性」や「強い牽引力」というリーダーシップ だけでは、人材、組織を1つに束ねることは難しいのです。

 そこで必要となるのが、多様性を重視し、会員やその他の人材、組織と共感し、気持ちを分かち合うことで組織をまとめることができる力「Empathy(エンパシー)」が必要となるので す。

 私も経験があることですが、事業に行き詰っている会員からの相談に対し、助言をしているつもりが、いつの間にか自分の過去の苦労話をしてしまう。これではただの自己満足であり、人の気持ちを察することができていないのです。

 「相手に同情するのではなく、相手の立場に立って、気持ちを分かち合う。」

これはSDGsにも繋がることであり「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会を実現するための重要な考え方となり、この考え方を兼ね備えた人材がこれから求められるリーダー像となるのです。

 【会員拡大は自分を試す絶好の機会】

 まず、会員拡大が青年会議所において最大の運動であることは、団体価値が会員数に起因することを考えれば当然のことです。また会員拡大は自分を試す絶好の機会と捉え、率先して挑戦すべき課題です。

 会員拡大は、計画、実行、評価、改善を自らが経験することができ、その上、実行部分においては対象者から直接公平な評価を頂くこととなります。自分の求める答えを対象者から引き出すことは困難ではありますが、諦めることなく、相手の気持ちに根気強く寄り添っていくからこそ共感を呼ぶことができ同志を増やすことができるのです。

 もし拡大に成功したのであれば大きな感動を覚えるとともに自分の成長を実感し、自信を持つことができるでしょう。

 そしてなにより、私たちの仲間を増やし、一人でも多くのJAYCEEを育成し、地域のリーダーと呼ばれる存在を輩出し、地域へ貢献するとともに私たちの価値を高めていかなければなりません。

【SDGs推進とジェンダー平等】

 2019年度、日本青年会議所では、「青年会議所が日本一のSDGs推進団体になる」 ことを目標に置き、SDGsに向けた運動、事業を全国的に浸透させ、さらに各青年会議所の運動、事業への後押しを行うとともに青年会議所のブランディング向上の役割を果たしました。

 井原青年会議所としても、より良い社会を築き、良い社会から経済成長が実現し、私たち自身の未来が明るい豊かなものにするべく、引き続きSDGsを推進する必要があります。また推進していく上で、井原青年会議所として最も取り組まなければならない目標があります。それは、ジェンダー平等の実現です。

 現在、井原青年会議所に女性会員は所属しておらず、過去の事業を振り返っても青少年育成事業を除いては、そこに携わる一般の方達は、ほぼ男性という状況が続いています。

 今まで以上に井原青年会議所が飛躍するためには、女性の力が必要不可欠です。人口減少が顕著に進む私たちの地域では、女性、男性を問わず、一人の力も無駄にすることなく、 全ての人が平等に力を発揮できる環境が求められています。

 【おわりに】
 一般社団法人井原青年会議所は、誕生から58年目を迎えます。

 この長い歴史の間に、我々に関わった人々はどれぐらいいるのでしょうか。一時のみ関わった方、長く深く関わった方、様々な形で関わって来られた人々がいます。そしてこれらの出会いがあったからこそ井原青年会議所は、現在まで存在し続けることができており、 尚且つ、成長する機会を会員が得ることができているのです。

全ての出会いを大事にして欲しい。

出会いによって人は大きく成長できる。

出会いに感謝し、自らの成長を誰かのために。

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