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子どもたちが富士山で学んだ“自利利他”の心

  • 健太郎 坪井
  • 10月1日
  • 読了時間: 2分


はじめに

2025年8月8日〜9日

(一社)井原青年会議所は第9回ジュニアチャレンジ〜One for all All for one〜を開催し、井原市・矢掛町の小中学生計10名と共に、日本一の山・富士山への登山に挑戦しました。

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事業の背景と目的

この青少年育成事業は、現代の子どもたちが直面する「人間関係を構築する力の低下」や「社会性の希薄化」といった課題を、自然体験を通して乗り越えてほしいという思いから始まりました。

核家族化や少子化が進む中、兄弟姉妹や地域との関わりが減少する現代社会において、自然の中で仲間と助け合い、時には自分の限界と向き合いながら登る富士登山は、まさに“自利利他”の精神を体験する絶好の機会です。


富士登山への挑戦

事前説明会や保護者説明会を通じて、子どもたちやご家庭に事業の目的をご理解いただいた上で、メンバーの安全管理のもと登山を実施しました。

登山はフジ宮口・表富士5合目からスタートし、夕刻には7合目の山小屋に到着。翌朝1時に出発し、2日間にわたる壮大なチャレンジとなりました。

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登山中の特別な取り組み

登山の途中、7合目で子どもたちには富士山の絵葉書にご家族への感謝の手紙を書いてもらいました。SNSが主流の時代に、あえて「手紙」で気持ちを伝えることで、相手を思いやる心を育むことが目的です。

この手紙は山頂の郵便局から投函され、ご家庭に届きました。子どもたちにとっても、ご家族にとっても特別な思い出になったことと思います。

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子どもたちの成長と成果

最終的に登頂に成功した子どもは5名。決して簡単な挑戦ではありませんでしたが、仲間と励まし合い、誰一人を置いて行かない姿勢が育まれました。

“強くなる”という言葉の本当の意味を、彼ら自身の行動を通じて体得してくれたことは、大きな成果です。



メンバーの気づきと学び

この事業は子どもたちだけでなく、井原JCメンバーにとっても“自利利他”の精神を再確認する貴重な時間となりました。

参加できなかったメンバーも含め、地域の子どもたちの成長を支えたいという共通の想いが、組織としての結束力をさらに強めました。

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おわりに

(一社)井原青年会議所は、これからも未来を担う子どもたちの“挑戦”を応援し続けてまいります。地域の皆さまのご理解とご協力に、心より感謝申し上げます。


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